歴史資料室で剣尾山槻峯寺町石を展示しています

 

 剣尾山槻峯寺の登拝道は、表参道と考えられている下見谷道(三十八町)と裏参道と考えられている白木谷道(二十八町)があります。一般的に町石の建立は、表参道に限られていますが、剣尾山については表裏の参道に建てられており、これは稀な例です。

 表裏の参道で十九基の町石の現存が確認されています。このうち白木谷道の二十五町石には、唯一刻銘があり、応永十八年(1411)と紀年銘が刻まれています。現存している多くの町石は同じ構造様式であるので、同時期に建立されたものと思われます。

 町石の中には所在地から離れた場所で現存を確認されているものが数基あり、展示している白木谷道の二十七町石はそのうちの一基です。町内の洞雲寺墓所(栗栖)に所在していましたが、この度、地元の有志の方のご尽力と、洞雲寺及び関係各位のご厚意により町で保管させていただくこととなったものです。
 「槻峯寺建立修行縁起絵巻」も展示してますので、ぜひご覧ください。

槻峯寺建立修行縁起絵巻とは・・・

 

 槻峯寺がいつ、誰によって能勢の剣尾山に建てられたのかが記されている絵巻で、明応4年(1495)に作られました。詞書は藤原朝臣公夏、絵は土佐光信の作とみられており、上下巻合わせて約22メートルもの大作で、現在、アメリカの国立フリーア美術館に所蔵されています。

 しかし、フリーア美術館は一切の所蔵品の持ち出しを禁じており、また、展示される機会も少ないことから、本物を鑑賞することは難しい状況です。

 そんな中、平成27年に「住民が能勢町に誇りを持つきっかけになれば」との思いから、地元の有志により原寸大の絵巻物が複製され、現在、月峯寺に所蔵されています。

 

 

 能勢町生涯学習センター図書室では、「槻峯寺建立修行縁起絵巻」の視聴覚資料を貸出しをしていますので、詳しくは下記をクリックしてください。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会生涯教育課生涯教育係(南館1階)
電話:072-734-2452
ファックス:072-734-3884
メールフォームでのお問い合わせ

更新日:2019年06月05日