第3次能勢町環境基本計画
第3次能勢町環境基本計画
◎計画改定の経過
本町では、当初、平成13年3月に「能勢町環境基本条例」を制定し、同条例に基づく具体的な環境づくりの目標と施策を示した環境面からのまちづくり計画として、「能勢町環境基本計画」を策定しました。
その後、平成24年3月に第2次能勢町環境基本計画として計画を改定し、このたび、令和4年3月に第3次能勢町環境基本計画として新たに策定しました。
策定にあたっては、第2次計画から引き続き取り組む事項、新たに取り組む事項を精査し、パブリックコメント(意見募集)を経て、策定しました。
(パブリックコメント)
期間:令和4年2月25日から3月26日
資料公表方法 西館窓口、能勢町ホームページ掲載
(注)計画(案)について、特にご意見はありませんでした。
本計画の計画期間は、令和4年4月から令和14年3月までの10年間とします。
また、本計画は、「能勢町総合計画」を環境面から具体化したもので、能勢町の環境に関する計画のなかで、最も上位の計画と位置づけられています。
国、大阪府の環境基本計画及び関連計画とも整合を図り、効率的かつ効果的、計画的に環境保全の推進を図ります。
◎計画の基本理念
「みんなで考え行動する里山が育む人と環境にやさしいまち・能勢」
人は、空気、水、大地、太陽など、自然の恩恵のもとで生存しています。
私たちの能勢町は、大阪と京都、兵庫にはさまれた地域に位置し、豊かな自然と歴史に恵まれて生命をはぐくみ、天与の自然美に先人の努力を積み重ねて、独自の文化をもつまちとして発展してきました。
しかし、都市化の進展や資源・エネルギーの大量消費などを伴った社会経済活動は、私たちの町にも押し寄せ、今まさに私たちの生活は変化の渦中にあります。身近な自然を減少させ、環境への負荷の急速な増大をもたらすことは、私たちを取り巻く生態系の微妙な均衡と循環にも影響を及ぼすこととなり、同時に、すべての生き物の生命の源であり、人類の存続の基盤であるかけがえのない環境の、地球規模での損失につながることを認識しなければなりません。
一方で、能勢町は、予期しないダイオキシン問題により全国的な注目を集めることとなり、静かな山あいのまちである私たちの町が、公害・環境問題と深い関わりをもつことを内外に知らしめることとなりました。私たちは、与えられた環境資源がかけがえのない生活の基盤であるとともに、自然の摂理には人知の及ばない境地があり、ゆえに常に最大限の配慮と畏敬をもってこれに接しなければならないことを学びとりました。
このため、私たちは、豊かな環境の恵みを享受する一方で環境に対して様々な影響を与えていることや、地域の環境を良好に維持することが地球環境の保全につながることを理解し、またダイオキシン問題から得た教訓を活かして、これまでの生活や事業活動を自ら問い直し、すべての町民の参加と協働によって地域の健全で恵み豊かな環境を保全し、自然と共存するとともに環境資源が循環的に活用される社会の実現をめざすという、新しい価値観に支えられた文化を築いていくことが求められています。
◎目指すべき将来像
(5つの基本目標)
1 ゼロカーボンタウンを形成して気候変動に対応する
2 豊かな自然環境・生物多様性を未来へつなぐ
3 資源を有効活用し、循環型社会に近づく
4 安心で快適な生活環境で暮らす
5 町民1人ひとりが環境を考え、行動する
- この記事に関するお問い合わせ先
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まちづくり推進部みどり環境課環境衛生担当(西館2階)
電話:072-734-3171
ファックス:072-734-1545
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更新日:2022年05月30日