平成23年度決算概要(主要施策成果報告)

 平成23年度の決算については、学校再編事業及び火葬場建設事業に着手しましたことや、昨年度より継続して施行しておりました新し尿処理施設事業により、一般会計におきましては、対前年度比で歳入が16.7%の増、歳出が14.2%の増となりました。また、介護保険給付費をはじめとする社会保障費は増加傾向にあることから、一般会計と6つの特別会計の総額は対前年度比で歳入が9.8%の増、歳出は7.3%の増という結果になりました。 

 さて、わが国の経済状況においては東日本大震災による未曾有の被害からの復興に向け、国及び地方自治体を中心に様々な施策が講じられる中、一部業種においては復興需要等により業績の回復が見られますが、全般的な景気回復の兆しは無く、税収等の増は見込めない状態です。このような状況の中で本町においては、引き続き“持続可能なまちづくり"を目指して行財政改革に取り組み、その結果、実質収支、実質単年度収支において黒字となりました。 

 主な成果としては、新し尿処理施設が竣工し、順調な稼動をみたところです。また、学校再編事業につきましても基本・実施設計業務に着手し、事業の進捗をみたところです。さらに、懸案事項の一つである火葬場建設事業につきましても、建設予定地の環境影響調査、測量業務など事前準備に要する業務を施行し、事業の進捗を図ったところです。加えて、本町における長年の懸案でありますダイオキシン問題につきましては、豊能郡環境施設組合において、豊能郡美化センターの建屋の解体工事が完了しました。 

 公共下水道においては第4期計画に着手し、東山辺地区の管渠実施設計を行い、その一部において工事を施工したところであり、新し尿処理施設の供用開始とあわせ、下排水事業による生活環境の整備に進捗をみたところです。 

 地方分権においては大阪版地方分権制度により事務移譲を受けた51事務について、池田市、箕面市、豊能町、能勢町の2市2町による共同事務処理が本格的に開始され、独自性のあるまちづくりと効率的な行政運営への道が開かれました。また、前年度に引続き第5次総合計画の策定に向け、総合計画審議会において慎重審議がなされ、“能勢で生き、能勢で暮らし続ける住民のための計画"という原点回帰のもとに、改めて“持続可能なまちづくり"が指針として示されました。これを受けて、平成23年12月に第5次総合計画の策定を致しました。 

 これまでの成果を踏まえて規律ある財政運営を目指しつつ、第5次総合計画の目的である“一人ひとりの幸せな暮らし"を実現するよう努めてまいります。 

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更新日:2017年06月30日