平成24年度当初予算のあらまし

 平成24年度当初予算のあらましをお知らせします。 

 本年度の予算総額は、一般会計及び特別会計並びに水道事業会計をあわせた全8会計の合計で、80億9,780万9千円となり、対前年度比マイナス9.8%、8億7,637万7千円の減となりました。 
 そのうち一般会計につきましては、前年度にし尿処理施設の建設及び旧し尿処理施設(クリーンヒル)の解体に加えて、学校建設事業に係る測量設計業務などを計上していたことから、対前年度比マイナス18.5%、9億3,400万円減の41億1,800万円の計上となっています。

 平成24年度の予算編成に関して、少子高齢化、人口の減少により自主財源の増加が見込めず、地方交付税に大きく依存せざるを得ない状況であることは言うまでもありません。しかしながら、現在着手しています小中学校再編整備、火葬場建設をはじめとする生活基盤の整備、大阪府からの権限移譲事務など、取組むべき問題は山積しています。

 また、本年4月からは小中学校教育人事権の移譲についても受け入れる運びとなっており、本町の未来を担う子ども達のため、ハードだけではなくソフトの側面からも充実した教育環境の創造に努めていかなければなりません。このような状況において、行財政改革を不断に実行し、[持続可能なまちづくり]を実現すべく当初予算編成に取り組みました。  また、本町の魅力を広く発信するため、与えられた財源・資源を活かすことをコンセプトに取組んでいます[おおさかのてっぺんプロジェクト]につきましても引き続き継続していきます。 

 まず、本年度のハード面の整備につきましては、平成27年4月の開校を目指す[新学校建設事業]におきまして着実に事業進捗を図るとともに、新火葬場建設に向けての実施設計業務、公共下水道第 4期整備計画区域における管渠埋設等工事の実施、年次計画による消防団小型ポンプ付積載車の更新などに取組みます。  

 ソフト面につきましては、行政による義務的事業以外の自治区による協働の取組みを支援するため、協働事業交付金事業を引続き実施します。

 子育て支援策につきましては、通院に係る子ども医療費の助成について、昨年10月から実施の助成年齢の拡充、乳幼児を細菌性髄膜炎から予防するためのヒブ・小児用肺炎球菌ワクチン接種、放課後児童クラブにおける他校区児童の受け入れを継続し、子育て支援の充実を図ります。 

 産業振興策につきましては、米粉製粉機を観光物産センターに導入し、新たな加工品の製造や、来店者に向けた製粉サービスの提供を実施するなど、観光物産センターの活性化を図ります。農業振興策としては、六次産業などへの取組みを視野に入れた農業振興策を検討する農業振興調査研究業務、農産物の品質向上、安全安心な農産物出荷を推進する農産物出荷推進事業、本町の特産物である能勢栗の振興などに一層取組んでいきます。

 また、文化振興策では能勢人形浄瑠璃創造発信事業を実施し、文化を媒体とした本町のアピール及び、文化による地域の活性化を図るとともに、古くから愛され、親しまれております有形・無形の文化財を映像記録する地域文化記録保存事業を引続き実施します。教育振興策につきましては、漢字・英語検定事業及び、社会全体の教育力向上を目的とした学校支援地域本部事業などに取組みます。加えて、冒頭にも申し上げました大阪府からの教職員任命権が移譲されることにより、地域のニーズに合った教育現場の確立を目指し、合わせて児童・生徒の教育環境向上を図ります。 

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更新日:2017年06月30日