平成29年度当初予算のあらまし

 平成29年度当初予算のあらましをお知らせします。

 本年度の予算総額は、一般会計及び特別会計並びに水道事業会計をあわせた全8会計の合計で、92億5,033万7千円となり、対前年度比マイナス4.4%、4億2,159万2千円の減となっております。

 本町の財政状況については、少子高齢化、人口の減少により自主財源の増加が見込めず、地方交付税に大きく依存せざるを得ない状況であることは言うまでもありません。しかしながら、本町が有する「財源・資源」を有効に活用することによって、1万人だからできるまちづくりを実現するための予算編成に取り組んだところでございます。

 1万人だからできるまちづくりで最も重要なことは、暮らしの継続であります。暮らしを未来につなげていくための新しい事業を4つのアクションプラン(1.子どもが創る明るい未来、2.安心して生きていく未来、3.土地とともに生きる未来、4.はたらく明日を描く未来)として取り組みます。本年度は特に、まちづくりのファーストステップとして1.子どもが創る明るい未来に重点を置き予算編成に取り組んだところです。  

 まず、本年度のハード面の整備につきましては、予てよりの懸案でありました老朽化した役場庁舎の危機管理体制の充実を図るため公共施設再編整備事業として施設整備に向けての計画づくりに取り組みます。その他、常備消防車両の更新のほか、中山間地域に存する本町の土砂災害対策への備えとして土砂災害警戒区域内の既存家屋の移転・補強に対する支援を新たに実施し災害に強いまちづくりを行っていきます。また、生活排水対策として浄化槽整備費用への助成を行っていきます。東地域の観光振興を促進するため観光案内所サテライト整備に取り組みます。

 また、ソフト面におきましては、子育て支援策の充実として、子ども医療費助成について18歳まで対象年齢を拡充し取り組みます。(仮称)子どもの未来応援センターを設置し支援員を配置することにより子育て・家庭教育支援の構築を行っていきます。また、小学校入学時に子育て支援金を支給することにより子育て環境の充実を図ります。

 産業振興施策につきましては、より深刻化する獣害被害への対応として獣害対策事業に加え関係機関とも連携し捕獲活動支援を行っていきます。文化振興施策といたしましては、「淨るり月間」における浄瑠璃の公演や地域に出向いての浄瑠璃公演に引続き取り組みます。

 教育振興施策につきましては、児童・生徒の学力向上を実現するためアフタースクール・自立学習支援を実施し、新たに小学生からの自立学習支援に取り組むとともに、小学生からのフォニックス学習を実施する英語教育推進に引き続き取り組みます。また、高齢化社会を迎え「生涯現役社会」実現への取り組みとして「60歳の成人式」を開催し地域社会への参加機運の高揚を図っていきます。

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更新日:2017年06月30日