今健康な人こそ未来の健康のために特定健診を受けましょう

 昨年度能勢町国民健康保険で特定健診未受診者に健診を受けない理由を調査したところ、[通院しているので必要ないから][他の健診を受診しているから][忙しいから]の次に[健康に自信があるから(現在自覚症状がないから)]という回答が多くなっていましたが、現在、自覚症状がなければ本当に健康なのでしょうか?

日本人の死亡原因の約6割を占める生活習慣病(がん・心臓病・脳卒中)のうち、心臓病と脳卒中の発症には、内臓脂肪型肥満(メタボリックシンドローム)が深く関連していますが、その発症要因となる高血圧、高血糖、脂質異常などの危険因子には、特に自覚症状がありません。

だからこそ、健診を受診しなければこれらの危険因子を見つけることができません。

現在、無症状でも危険因子をそのまま放置しておくと、次第に身体にダメージを与えていき、将来、異常がない人と比べ3~4倍も心臓病や脳卒中などが発症するリスクが高くなります。もし、発症すれば命の危険があるとともに、入院などで高額な医療費もかかり経済的な負担も被ります。 

このように、健診は、がん検診のように現在隠れている重い病気を見つけるのではなく、将来、心臓病や脳卒中などにかかりやすいかどうかを判定するため、つまり、未来の健康のために受けるものなのです。
そして、発症リスクが高い人は、保健師・栄養士などの専門家の保健指導が無料で受けられます。

今、健康な人こそ未来の健康のために特定健診を受けましょう。

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更新日:2017年06月30日