平成31年度当初予算のあらまし

  平成31年度当初予算のあらましをお知らせします。

  本年度の予算総額は、一般会計及び特別会計並びに水道事業会計をあわせた全8会計の合計で、92億9,721万3千円となり、対前年度比5．6％、4億9,274万4千円の増となっております。

　国の経済が改善する中において、本町の財政状況については歳入のうち町税などの自主財源が占める割合が30％程度となっており、地方交付税等に大きく依存せざるを得ない状況となっています。今後も人口減少により自主財源の増加が見込まれない状況の中で、将来を見据えたまちづくりとして諸施策を実行するための予算に重点を置いて予算編成に取り組んだところです。

　まず、ハード面の整備につきましては、新庁舎建設について、来年度完成に向けて当初予算では実施設計に係る予算を計上しております。また、東地区の公共サービス拠点となる旧歌垣小学校の改修整備では、2年後の開設を目標に建物改修の実施設計や敷地造成及び屋外整備工事に係る予算を計上しております。さらに、消防庁舎建替では、実施設計に係る予算を計上しております。その他ハード整備として、子どもの教育環境向上を目的に、来年度から児童・生徒がタブレットを活用して様々な授業が受けられるようにしていくべく、必要な予算を計上しております。

　ソフト面につきましては、地方創生の実現に向けて土地利用の見直しによる新たな産業立地促進に向けた施策を実行するための予算を新たに計上しており、農業の高度産業化に向けた事業計画策定等を行っていきます。

　教育関係施策では、体力向上に関する予算を新たに計上しております。大阪経済大学と連携し、運動プログラムの開発や指導内容を充実させます。また、補充学習や家庭学習にも活用できる新たな学習支援ソフトウェアを導入するための予算を計上しています。

　子育て施策では、放課後児童クラブの運営体制の拡充や養育支援事業として産前・産後における子育て家庭の支援を行います。

　地域整備施策では、昨年度の災害多発を受け、協働の取組に対する予算を充実させております。また、道路沿道におけるブロック塀等の撤去に対する補助制度を創設し、歩行者等の安全性向上を図ります。