うえもり’s MIND(町長の活動日記)ナンバー407【9月6日】

視察4日目は、ブリロン市の公共交通政策及び財政状況について市長及び担当者と協議しました。ドイツは人口1,000人あたり692台の自動車を保有しており、特にブリロン市では1,000人あたり810台と保有率が非常に高く、能勢町の状況と共通しています。
市では、市内の道路ごとに交通量を綿密に調査し、交通量に応じてそれぞれ大型バスや小型バスを運行しており、小型バスについてはボランティアが運転しているとのこと。市民には、
ブリロンチケットを発行し、一ヶ月30ユーロ(約3500円)で乗り放題できるそうです。
しかし、交通弱者に対する課題は多種多様でこれまでも対策を種々されたようですが万能薬は見当たらず、まさに世界共通の課題であると改めて認識しました。


また、若年層の流出や定住対策にも話が波及し、この分野においても都市部以外の地域が抱える世界共通の課題であると認識しました。
財政においては、ブリロン市は1980年代から企業誘致を進め、現在多くの企業が操業されており、市内で多くの雇用が存在し、中には世界有数の企業もあります。
 なぜブリロンにそのような企業が来たのか、これから本町が推進する高度産業農業や、企業誘致の分野においても大いに学ぶべき事があると認識しました。 
財政面においては、道路整備や下水道管理など、行政事務として行うべきものをシュタットベルケにて分離して運営している事は財政の観点からも大いに勉強になりました。
 

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更新日:2019年09月06日