おかだ町長活動日記(3月30日)

今日は、大阪府森林組合がクヌギ・栗を植林している山辺地区内の視察に雪の降るなか行ってきました。この視察先は大阪府森林組合が農林中央金庫の「公益信託農林中金森林再生基金」の助成金を活用して施工されたクヌギと栗の共生林型育成事業です。

場所は山辺から天王へ抜ける旧国道沿いで、上山辺生産森林組合の所有する雑木林を伐採して、作業道を付けクヌギと栗が植え付けられていました。

クヌギは3,000本を植樹されており、苗木もフルイ苗とコンテナ苗の2種類を、植え方も獣害防止筒のチューブラーをかぶせる方法と10m×14mの範囲を獣害防止柵であるパッチディフェンスで囲う方法が試されており、将来に向けた試験的取り組みがなされています。

森林組合としては菊炭の原木や薪ストーブ用の燃料に優れたクヌギの育成に力を入れられていますが、能勢町としても麓まで鹿・イノシシが降りて来にくくなる獣害対策に繋がるものと期待を寄せているところであり、今後とも協力して新たな方向性を見つけていきたいと考えております。

能勢町には7,700haの森林面積があり、その4割が広葉樹を主体とした雑木林で、その中の主要樹種がクヌギという下地があります。これを活用しない手はないと思います。杉・ヒノキの人工林では花粉症しか潤わなくなってきています。

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更新日:2025年03月31日