インターネットによる人権侵害をなくすために

 

 インターネットはとても便利なツールである一方で、他人への誹謗中傷や侮辱、プライバシーの侵害、SNSいじめ、特定の外国人等に対する不当な差別的言動(いわゆるヘイトスピーチ)、部落差別(同和問題)に関する差別を助長するような投稿などが問題となっています。

 

 さらに、インターネット上の有害情報に起因して犯罪やトラブルに巻き込まれ、被害に遭うなどの人権侵害事案も発生しています。特定の個人や団体を誹謗中傷し、名誉を棄損する行為は犯罪であり、民事的責任だけでなく、刑事的責任を負う可能性もあります。

 

 安易な書き込みで他の人の人権を傷つけないために、インターネット上の特性を踏まえた上で、インターネット上で起り得る人権侵害について理解を深め、ルールやモラルを守って利用しましょう。

 

「大阪府インターネット上の誹謗中傷や差別等の人権侵害のない社会づくり条例」について

 

 令和4年4月1日、インターネット上の誹謗中傷の差別等の人権侵害を防止し、府民の誰もが加害者にも被害者にもならないようにすることをめざし、「大阪府インターネット上の誹謗中傷や差別等の人権侵害のない社会づくり条例」が施行されました。

 府民一人ひとりが加害者とならない意識を持ち、誰もが被害に遭わないよう、命の尊さや人間の尊厳を認識し、全ての人の人権が尊重される豊かなインターネット社会を創りましょう。

 条例本文やリーフレット等は、下記のリンク先(大阪府ホームページ)でご確認ください。

 

大阪府インターネット上の誹謗中傷や差別等の人権侵害のない社会づくり条例(大阪府ホームページ)

 

1月は「インターネット上の人権侵害」集中相談月間です

 

 「SNSで誹謗中傷を受け、困っている」

 「インターネット上に個人のプライバシーに関する情報を無断で掲示された」

 「自分のSNS上での書込みが相手を傷つけていないか心配」

 

 インターネット上の問題でお困りの際は、以下の窓口で相談することができます。

 (1月の集中相談月間に限らず、いつでも相談を受け付けています。)

 

大阪府人権相談窓口(一般財団法人 大阪府人権協会)

 電話相談  06-6581-8634

 つながらない場合は、06-6581-8635もご利用いただくことが可能です。

 ※夜間相談及び休日相談や、その他の相談の状況により電話がつながりにくい場合があります。

 ※電話相談のほか、面接相談やメール、手紙、ファックスによる相談も受け付けています。

 ※詳しくは、一般財団法人 大阪府人権協会のホームページをご確認ください。

 

国(法務省)の人権相談窓口

 みんなの人権110番 0570-003-110

 ※詳しくは、法務省のホームページをご確認ください。

 

違法・有害情報相談センター(総務省支援事業)

 総務省が委託している、インターネット上の違法・有害情報に関する相談窓口です。関係者等からの相談を受け、対応に関するアドバイスや関連の情報提供等を行っています。(インターネット受付のみ)

 ※詳しくは、違法・有害情報相談センターのホームページをご確認ください。

 

誹謗中傷ホットライン(一般社団法人セーファーインターネット協会)

 インターネット上の誹謗中傷に関する相談を本人等から受け、相談者の代わりにプロバイダへの削除依頼の申請をしています。(インターネット受付のみ)

 ※詳しくは、一般財団法人セーファーインターネット協会のホームページをご確認ください。

 

「ヘイトスピーチ、許さない。」人権啓発スポット映像を公開

 

 法務省の人権擁護機関では、ヘイトスピーチ解消法の趣旨を踏まえ、ヘイトスピーチは許されないものであるということを繰り返し情報発信するとともに、インターネットバナー広告などヘイトスピーチに焦点を当てた人権啓発活動に取り組んでいます。

 今般、人権啓発活動の一環として、インターネット上のヘイトスピーチの解消に向け、スポット映像が公開されました。

 私たち一人一人が、「ヘイトスピーチ、許さない。」という意識を持つことが、ヘイトスピーチの解消につながります。ぜひご覧ください。

 

 「ヘイトスピーチ、許さない。」(法務省ホームページ)

 

この記事に関するお問い合わせ先

総務部総務課人権総務担当(本館1階)
電話:072-734-0479
ファックス:072-734-2064
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更新日:2022年12月23日