「エネルギーを変える。まちが変わる」 株式会社能勢・豊能まちづくりについて

 能勢町、豊能町、一般社団法人地域循環型まちづくり推進機構の3者が出資者となる「株式会社 能勢・豊能まちづくり」を令和2年7月に設立しました。出資総額は950万円で、両町は約16%ずつ株式を保有します。
 「株式会社 能勢・豊能まちづくり」は小売電気事業を行い、能勢・豊能の両町等に電気を供給しながらその収益の一部を活用して、交通、教育、防災等に活用し、持続可能で住み続けられる地域づくりを目指します。
 小売電気事業を地域にある会社が行うことで、電気料金や税収等を地域に還元します。そして、収益を地域事業に再投資することで、地域にお金を還流させ、地域の経済循環の創出に取り組みます。

主な事業目的

・エネルギーの地産地消(地域雇用・経済循環の創出)
・再生可能エネルギーの利用促進
・地域の生活支援サービス充実
・電気料金の削減

会社の詳しい情報は、「株式会社能勢・豊能まちづくり」のホームページをご覧ください。

能勢町では環境に配慮した電力を使用します

新電力会社ポスター

 令和2年10月1日から各公共施設において、順次このまちづくり会社から電力の供給を受けています。まちづくり会社が供給する電力は、太陽光や風力等の再生可能エネルギー由来のFIT電気比率の高い電気(約70%)です。電力の低炭素化により、公共施設からの温室効果ガスの排出量を大きく削減します。
 また、これまでより割安な電気料金メニューになることから、コストの削減分を他事業の充実にあてることができます。

未来社会の創り手となる高校生と連携

ブリロン市

 能勢町では、地元、豊中高校能勢分校の生徒とともに、令和元年9月2日(月曜)から7日(土曜)の工程でドイツブリロン市を訪問し、環境・エネルギー政策等に関する視察を行いました。能勢分校では、「シュタットベルケ(注)を能勢町に活かす」ことを課題研究のテーマとして取り組んでこられました。

 

(注)シュタットベルケ
・「Stadtwerke(シュタットベルケ)」は「町の事業」を意味する。
・電気、ガス、水道、交通などの公共インフラを整備・運営する自治体所有の公益会社(公社)。
・ドイツ全体で約1400社存在し、電気事業を手がけるシュタットベルケは約900社。2000年頃から電力自由化やFIT導入などの背景もあり再エネなどが事業の軸の一つになる。ドイツの電力の50%を供給。

この記事に関するお問い合わせ先

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更新日:2020年11月05日